あなたは普段、自宅で自己学習をしていますか?

プライベートの時間を勉強に使うのはちょっと…

家に帰ったら育児や家事で時間がない!

でも、薬剤師だし何か勉強しないと…
このように感じている方は多いのではないでしょうか。
薬剤師は日々の業務で忙しく、勉強の必要性を感じながらも、なかなか一歩を踏み出せないと感じている方も多いと思います。

私自身も、「今日はいいか」と後回しにしてしまうことが何度もありました。
本記事では、そんな“勉強習慣がない薬剤師”に向けて、最初の1冊としてオススメできる『腎と薬のファーストレッスン』を紹介します。

本書は、腎機能というテーマを扱いながらも、内容がコンパクトに整理されており、無理なく読み進められる構成になっています。
難しい専門書のように途中で挫折することなく、「最後まで読み切れる」という点が大きな特徴です。
その一方で、薬剤師にとって重要な「腎機能の評価」について、本質的な学びをしっかり得ることができます。
この記事では、実際に本書を読んだ私が、
・本書はどのような本なのか?
・本書を読んで感じたこと
・本書で私が学んだ内容
・どんな人にオススメか
を整理しました。

「勉強しなきゃ」と思いながら行動できていない方にとって、本記事が“最初の一歩”になるはずです。
| 評価項目 | 評価 | ポイント |
|---|---|---|
| 総合評価 | 薬剤師に必要な腎機能評価の根底となる知識を得ることができます。 腎機能をあまり意識していなかった方はもちろん、普段から意識して業務にあたっている薬剤師にとっても、自分の知識を言語化してくれる1冊であり、とてもオススメです! | |
| 実務での活かしやすさ | 現場で開いて活用するタイプの本ではありません。 実際の業務で腎機能を評価する際には、より具体的に用量調整を確認できる本の方が適しています。 | |
| 自己学習への向き | ゆっくり読んでも4時間あれば読み切れる分量です。 通勤時間だけでも数日で読了でき、自己学習の最初の1冊として最適です。 基本的な内容ですが、本書をしっかり理解できれば、腎機能評価に自信を持って対応できるレベルに到達できます。 | |
| 読みやすさ | 読みやすい文章とコンパクトな分量で、ストレスなく読み進めることができます。 普段、勉強習慣や読書習慣がない方にもオススメできる1冊です。 | |
| コスパ | 税込3,080円と医療書としては標準的な価格帯です。 薬剤師に必要な腎機能の基礎をしっかり学べる点を考えると、コスパは高いと感じました。 一方で、内容の難易度がやさしい分、物足りなさを感じる方もいると考え、★4としました。 |
【のしんの一言】

知識を活かせるかどうかは、“自分次第”ではなく“環境次第”かもしれません。
もし今の職場に違和感があるなら、一度こちらの記事も読んでみてください。
▶︎ 学び続けたい薬剤師のための“転職の考え方”はこちら
『腎と薬のファーストレッスン』とはどのような本なのか

本書は、腎機能をテーマにした入門書ですが、単に知識を学ぶだけでなく、「薬剤師としてどう考えるか」を学べる1冊です。
難しい理論を深く掘り下げるのではなく、基礎から実務につながる形で整理されており、無理なく読み進めることができます。
ここでは、本書の特徴を4つのポイントに分けて解説します。
腎機能チェックをこれから学ぶ人のための入門書
本書は、腎機能チェックをこれから学び始める方に向けた入門書です。
新人薬剤師やブランク明けの薬剤師はもちろん、薬学生でも無理なく理解できる内容で、基礎から丁寧に解説されています。
一方で、現場で腎機能を意識して業務にあたっている薬剤師にとっても、「なんとなく理解していた知識」を言語化し、整理できる1冊です。

私自身、普段から腎機能を意識して業務にあたっているつもりでしたが、本書を読むことで知識の曖昧な部分に気づくことができました。
これから学び始める人にとっては最初の1冊として、ある程度経験のある薬剤師にとっては知識の穴を埋める1冊として、幅広い層にオススメできる内容だと感じました。
【基礎→実践の流れ】段階的に学べるシンプルな構成
本書は、「基礎知識 → 総論 → 各論(薬効別) → 症例」という流れで構成されており、段階的に理解を深められる設計になっています。
各論で取り上げられている薬は以下の通りです。それぞれの薬効ごとに、腎機能低下患者に「なぜ減量が必要なのか」「使うとしたら、どの薬を選択するべきなのか」を具体的に教えてくれます。
・降圧薬、利尿薬
・抗凝固薬
・抗不整脈薬
・血糖降下薬
・脂質異常症治療薬
・高尿酸血症治療薬
・H2受容体拮抗薬
・泌尿器科疾患治療薬
・抗菌薬
・抗ウイルス薬
・向精神薬
・解熱鎮痛薬、神経疼痛治療薬、整形外科関連(抗リウマチ薬)
また、症例はすべて薬局での外来対応を想定した内容で、腎機能低下を疑ったときにどのように対応するかを学ぶ構成になっています。
実際の業務をイメージしながら、「どの情報に着目し、どのように判断するか」という考え方を身につけることができます。
【最後まで挫折せずに読める】コンパクトで要点が整理されている1冊

本書は、全体の分量がコンパクトで、各テーマも短くまとめられています。
ほとんどの見出しが10ページ以内に収まっており、「今日はここまで」と区切りながらでも無理なく読み進められる構成です。
また、1つのテーマで扱う内容が絞られているため、「この章で何を学ぶのか」が分かりやすい点も特徴です。
症例パートも、病院で得られるような詳細な検査値が並ぶ構成ではありません。
むしろ、薬局で患者さんから聞き取れる情報や、限られた採血データをもとに、腎機能をどう予測し、どう評価するかを学べる内容になっています。
さらに、1症例で学べるポイントが1〜3個程度に整理されており、執筆者が伝えたいメッセージが非常にシンプルです。
そのため、読みながら迷うことがなく、自然と理解が積み上がっていきます。
情報を詰め込むのではなく、必要な内容に絞って分かりやすく伝える。

結論、めちゃ良い本であり、めちゃ良い文章だと感じました。
【薬局薬剤師にオススメ】外来設定で学べる実践的な内容
本書の症例は、すべて外来患者を想定した内容になっており、調剤薬局での業務をイメージしながら読み進めることができます。
病院のように詳細な検査値がそろっている前提ではなく、患者さんからの聞き取りや、限られた情報の中で腎機能をどう評価するかに焦点が当てられています。
そのため、「薬局では腎機能評価は難しい」と感じている方にとっても、自分の業務に引き寄せて考えることができる内容です。
また、薬局薬剤師と病院薬剤師の腎機能評価に対する意識の違いについても触れられており、薬局で働く自分たちがどのような視点を持つべきかを考えるきっかけにもなりました。

高度な知識や特殊な環境を前提とした内容ではなく、あくまで“薬局の現場”でどう考えるかに寄り添っている点は、本書の大きな魅力だと感じました。
『腎と薬のファーストブック』を読んだ感想【良かった点、気になった点】
ここからは、本書を実際に読んで感じたことをまとめます。
読みやすさや構成といった全体的な印象に加えて、良かった点と気になった点を率直に整理しました。

本書を読むか迷っている方の判断材料になれば嬉しいです。
多くの薬剤師にとって学びがある本と感じた
本書は、腎機能をこれから学ぶ方に向けた入門書です。
そのため、新人薬剤師やブランク明けの薬剤師でも無理なく理解できる内容になっています。
一方で、すでに現場で働いている薬剤師にとっても、「なんとなく理解していた知識」を言語化し、整理できる点が魅力だと感じました。
ベテラン薬剤師であっても、基礎的な部分が曖昧なままになっていることは少なくなく、本書を読むことで“知識の穴”を埋めることができると思います。

私自身、腎機能に関する本をいくつか読んで勉強しており、決して上級者とは言えないものの、日々の業務で意識しているつもりではありました。
それでも本書を読んでみると、「こういうふうに考えればよかったのか」と気づく場面が多く、素直に勉強になったと感じました。
初学者にとっては最初の1冊として、経験のある薬剤師にとっては知識の整理や穴埋めとして、多くの薬剤師にオススメできる内容です。
具体的にどのような学びがあったのかについては、次の見出しで詳しく紹介していきます。
自己学習の習慣がなくても読めると感じた

本書は、これまで自己学習の習慣がなかった方でも、無理なく読み進められると思います。
全体の分量がコンパクトで、1つひとつのテーマも短く整理されているため、「何を理解すればよいのか」が明確です。
文章もわかりやすく、専門書にありがちな読みにくさがなく、スムーズに読み進めることができます。

「勉強しなきゃ」と思いながらも一歩を踏み出せていない方にとって、本書はそのハードルを下げてくれる1冊だと感じました。
(気になった点)物足りないと感じる人も一定数いると思う【特に病院薬剤師】
本書は初学者向けの内容であり、基礎から丁寧に整理されている一方で、人によっては物足りなさを感じる可能性もあると感じました。
特に、日頃から詳細な検査値をもとに腎機能評価を行っている病院薬剤師にとっては、内容がシンプルに感じられる場面もあると思います。
実際の臨床では、より多くの情報をもとに判断することが多く、本書の症例設定はそれと比べるとやや簡略化されている印象です。
また、バンコマイシンなどの注射薬の投与設計については扱われておらず、こうした領域を日常的に扱う病院薬剤師にとっては、物足りなさを感じる一因になると考えられます。
ただし、病院薬剤師の中でも腎機能評価に苦手意識がある方や、基礎を整理したい方にとっては十分に学びのある内容だと思います。
本書はあくまで入門書であり、その役割を踏まえると非常に完成度の高い1冊です。
(気になった点)答えが欲しい人には向かない
本書は、「この患者にこの薬は何mgに減量すべきか」といった“具体的な答え”を提示するタイプの本ではありません。
あくまで、腎機能をどのように捉え、どのように考えるかという「思考のプロセス」を学ぶ内容になっています。
そのため、現場ですぐに使える明確な指標や結論を求めている方にとっては、本書の内容はやや刺さらない可能性があります。
実際の業務では、「結局この患者は減量するべきなのか」「何mgにすべきなのか」といった判断を求められる場面も多く、その答えをすぐに知りたいと感じる方も多いと思います。
そのような目的で本を探している方には、具体的な投与量を一覧で確認できる『腎機能別薬剤投与量POCKET BOOK』のような書籍の方が適しているかもしれません。
👉 『腎機能別薬剤投与量POCKET BOOK』については、レビュー記事も作成しています。気になる方はぜひご覧ください。
一方で、本書の価値は“答えを知ること”ではなく、“考え方を理解すること”にあります。

ぜひ本書で腎機能評価の考え方を学んだうえで、『腎機能別薬剤投与量POCKET BOOK』のような実務書を活用してほしいと思います。
『腎と薬のファーストレッスン』を読んで私が学んだこと
ここからは、本書を読んで私が実際に学んだことを紹介します。

基本的な内容が中心の本書ですが、「知らなかった!」「今まで意識していなかった!」と感じるポイントも多くありました。
どれも日々の業務に直結する内容であり、「知っているかどうか」で対応が変わる重要な知識です。
ぜひ自分の業務に当てはめながら読み進めてみてください。
抗不整脈薬による低血糖のリスク
本書では、抗不整脈薬の中でもシベンゾリンとジソピラミドに低血糖のリスクがある点が解説されています。
どちらも腎排泄型の薬剤であり、腎機能低下時には血中濃度が上昇しやすく、減量が必要な薬剤です。
それに加えて要注意なのが、低血糖です。
これらの薬剤は膵β細胞に作用し、ATP感受性カリウムチャネル(KATPチャネル)を抑制することでインスリン分泌を促進し、血糖値を下げる可能性があります。この作用はSU薬と似た機序です。
そのため、特に高齢者や腎機能が低下している患者では低血糖のリスクが高くなりますが、腎機能が正常な患者でも注意が必要です。
体調や食事量の変化、併用薬などによって低血糖が起こる可能性があります。

抗不整脈薬=心臓の薬というイメージが強い中で、「低血糖」という副作用は盲点になりやすいと感じました。
腎機能にかかわらず、血糖値にも注意が必要だと学びました。
βブロッカーは低血糖をマスクする可能性がある
上記に加えて、抗不整脈薬と併用されることもあるビソプロロールやカルベジロールなどのβブロッカーについても、低血糖との関係を理解しておく必要があります。
低血糖になると通常は、交感神経が活性化され、「動悸」「手の震え」「発汗」といった症状が出現します。これらは低血糖に気づくための重要なサインです。
しかし、βブロッカーはβ受容体を遮断することで、これらの交感神経症状を抑えてしまいます。その結果、低血糖が起きていても自覚症状が乏しく、「気づいたときには意識障害まで進行している」といったリスクがあります。これがいわゆる“低血糖のマスク”です。
また、肝臓での糖放出にも影響するため、低血糖からの回復が遅れる可能性もあります。
抗不整脈薬による低血糖リスクに加えて、βブロッカーによる“気づきにくさ”が重なると、より注意が必要になります。

抗不整脈薬とβブロッカーが併用されている患者では、症状だけでなく血糖値の変化にも目を向ける必要があると学びました。
SU剤の中で腎機能低下患者に使いやすいのは“グリクラジド”
SU剤は基本的に、腎機能低下患者では減量が必要な薬剤です。
理由として、SU剤によって分泌されたインスリンが腎排泄であることに加え、薬剤によっては活性代謝物も腎排泄であるため、腎機能が低下すると低血糖のリスクが高まることが挙げられます。
その中で、グリクラジドは主な代謝物が血糖降下作用を示さないので、SU剤の中では比較的使いやすい薬剤として紹介されていました。
近年は低血糖リスクの低い血糖降下薬が増えており、SU剤を使用する場面は減ってきている印象があります。
ただ、実臨床では高度腎機能低下患者においてインスリンが使用しにくいケースなど、SU剤を選択せざるを得ない場面もあるようです。
そのような状況で、「SU剤の中でもどれを選ぶべきか」という視点を持っておくことは重要だと感じました。
腎機能低下でアロプリノールを服用している患者へのアプローチ3選

私は本書を読む前から、アロプリノールが腎機能低下患者で注意が必要な薬剤であることは知っていました。
さらに、フェブキソスタットは中等度の腎機能低下までは減量が不要です。なので、腎機能低下患者に対するアロプリノール処方では、フェブキソスタットへの変更提案が私の唯一の引き出しでした。
本書では、それ以外にも腎機能低下患者に対する高尿酸血症のアプローチがいくつか紹介されていました。
1つ目は、フェブキソスタットやトピロリックへの変更です。これはOK。
2つ目は、アロプリノールを少量に減量しつつ、ベンズブロマロンを併用する方法です。
これにより、尿酸降下作用を維持しながらアロプリノールの用量を抑えることができると報告があるようです。
3つ目は、併用薬に着目する視点です。
ARBの中ではロサルタンに尿酸値を低下させる作用が報告されており、そのほかにもアトルバスタチン、フェノフィブラート、ピオグリタゾンといった薬剤にも尿酸降下の副次作用があると紹介されていました。
これらのアプローチは、疑義照会でその場で変更提案するのは難しいと感じましたが、尿酸コントロールが難しい患者に対しては、トレーシングレポートで提案できると思いました。

これまで「変更する」しか引き出しがなかった中で、「減量して併用する」「併用薬で補う」といった視点を持てたことは、大きな学びでした。
H3 アメナリーフの弱点【CYP3A4の誘導】
アメナリーフの弱点【CYP3A4の誘導】

バラシクロビルやファムシクロビルが腎機能低下患者で注意が必要な薬剤であることは本書を読む前から知っていました。
なので、これまでの私は「腎機能低下患者の帯状疱疹にはアメナリーフ」と単純に考えていました。
確かに、アメナリーフは腎排泄ではないため、腎機能低下患者でも用量調整が不要という点で使いやすい薬剤です。
しかし本書では、アメナリーフのもう一つの側面として「CYP3A4誘導作用」があることが解説されていました。
CYP3A4は多くの薬剤の代謝に関わる酵素であり、この酵素が誘導されると、併用薬の血中濃度が低下する可能性があります。
つまり、アメナリーフを使用することで、他の薬の効果を弱めてしまうリスクがあるということです。
腎機能だけに着目していた考え方に対して、「相互作用」という別の視点を持つ必要があると再認識できました。

「腎機能にやさしい薬=安全」と単純に考えるのではなく、併用薬を含めて全体で評価することの重要です。
『腎と薬のファーストレッスン』をオススメできる人

本書は多くの薬剤師にオススメできる内容ですが、その中でも「特に読んでほしい」と感じた方を紹介します。
薬局薬剤師
そもそも本書は、サブタイトルにも「薬局薬剤師の入門書」と書かれているとおり、薬局薬剤師に向けて書かれた1冊です。
薬局で詳細な検査値がない場合の想定が多く、患者さんからの聞き取りや限られた情報の中で、腎機能をどのように評価するかが丁寧に解説されています。
そのため、「薬局では腎機能評価は難しい」と感じている方でも、自分の業務に引き寄せて考えることができます。
また、日常業務でよく扱う薬剤を中心に解説されているため、「この患者さんの場合はどう考えるか」と具体的にイメージしながら読み進めることができました。

薬局という環境の中で、どこまで踏み込んで考えるべきか。
薬局薬剤師にとって非常に有用な1冊だと感じました。
新人薬剤師・ブランク明けの薬剤師
本書は専門的な内容を一気に詰め込むのではなく、基礎から段階的に理解できる構成になっており、無理なく読み進めることができます。
文章もわかりやすく、

腎機能の本は難しそう…
と感じている方でも安心して読み始められる内容です。
まずは基本をしっかり押さえたい方にとって、最初の1冊として最適だと感じました。
これまで自己学習をしてこなかった薬剤師
本書は、全体の分量がコンパクトである点も大きな特徴です。
多くの医療書はボリュームが多く、「最後まで読み切れない」という経験をしたことがある方も多いと思います。
本書は1つひとつのテーマが短く整理されているため、負担を感じることなく読み進めることができます。

そのため、「勉強しなきゃ」と思いながらもなかなか行動に移せていなかった方でも、無理なく最初の一歩を踏み出すことができる1冊だと感じました。
新人教育を担当する先輩薬剤師
本書は、新人教育を担当するベテラン薬剤師や管理薬剤師にもオススメできる1冊です。
自分の中では対応できていると感じていることでも、人に教えるとなると急に難易度が上がると感じる場面は多いと思います。
本書は、その“なんとなく分かっている”状態を言語化し、整理してくれるため、指導の参考になると感じました。
また、自分の知識の穴を埋めるという点でも、間違いなく自分自身の学びにつながる1冊です。
新人に教える立場の薬剤師にとって、自分の知識を整理し直すきっかけにもなる内容だと感じました。
著者紹介
本書の編著は、熊本大学薬学部・大学院生命科学研究部 臨床薬理学分野の近藤悠希先生です。
本書は、腎機能を考慮した薬物療法において、特に薬局薬剤師がどのように関わるべきかという課題意識のもとに作られています。
薬局では限られた情報の中で判断する場面が多いからこそ、腎機能をどう評価し、どう介入するかが重要になります。
そのため本書は、「限られた情報の中でも腎機能を考慮した処方チェックを実践できるようになること」を目的とした内容になっています。
また、薬局・病院それぞれの現場で活躍する複数の薬剤師が執筆に関わっており、実務に即した内容になっている点も特徴です。
まとめ【“最初の1冊”でここまで学べる腎機能の入門書】

本書は、腎機能の勉強をこれから始める薬剤師にとって、最初の1冊として非常に優れており、とにかくオススメです!
読みやすくコンパクトでありながら、腎機能評価の考え方や実務での向き合い方までしっかり学べます。
腎機能に苦手意識がある方はもちろん、これまで勉強の一歩を踏み出せていなかった方にも、自信を持ってオススメできる内容だと感じました。
【どのような本なのか】
・腎機能チェックをこれから学ぶ人のための入門書
・段階的に学べるシンプルな構成
・コンパクトで要点が整理されている
・外来設定で学べる実践的な内容
【本書を読んだ感想】
・多くの薬剤師にとって学びがある本と感じた
・自己学習の習慣がなくても読めると感じた
・(気になった点)物足りないと感じる人も一定数いると思う
・(気になった点)答えが欲しい人には向かないかも
【オススメできる人】
・薬局薬剤師
・新人薬剤師、ブランク明けの薬剤師
・これまで自己学習をしてこなかった薬剤師
・新人教育を担当する先輩薬剤師
本書は、「読みやすい入門書」でありながら、薬剤師として必要な腎機能評価の本質をしっかり学べる1冊です。
「何から勉強すればいいか分からない」「最後まで読み切れる本が欲しい」と感じている方にとって、本書は最初の1冊として最適だと思います。

腎機能に苦手意識がある方や、「勉強しなきゃ」と思いながら行動できていない方へ。
この1冊が、その最初の一歩になるはずです。ぜひ手に取ってみてください!




コメント